全体相場は反落。欧州財務不安の再燃を嫌気し、前日の米国市場が急反落。輸出関連株を中心に海外投資家と見られる利益確定の売りが相次いだ。
平均株価は前日比137円69銭安の8741円91銭と反落して引けた。東証第1部の売買代金は2010年12月28日以来の低水準。円相場が1ドル=76円台に上昇。利益確定の売りに押され、自動車株はほぼ全面安となった。
トヨタ自動車が50円安の2579円、日産自動車が12円安の716円と反落。スズキ、マツダや日野自動車、富士重工などがさえない。
こうした中、ホンダが値ごろ感からの買いが持続し、39円高の2368円と続伸。いすゞが2円高の324円と小幅ながら続伸した。
ホンダ系部品メーカーのケーヒンが、43円高の1248円と続伸。大手外資系証券が13年3月期の営業利益は260億円と過去最高益を予想している。