三菱自動車の益子修社長は、「CEATEC JAPAN2011」のゲストスピーチで、同社の電気自動車(EV)の家電量販店での「販売台数は伸びている」と述べた。
益子社長は、ゲストスピーチのモデレーターを務めた木村太郎氏から「CEATECに自動車メーカーが出展したり、ヤマダ電機でEVを販売したり、自動車は家電になったのか」と問われ「確かにEV事業を進めると部品メーカーの顔ぶれは変わってきている」と述べた。
一方で、ヤマダ電機などの家電量販店でEVを販売したことについて「自動車の販売店には自動車を買う人しか来ない。女性が1人で来ることはまずない。それに比べて家電量販店は若い人からお年寄りまで、男女問わずいろいろなお客が来る。EVを多くの人に知ってもらうため、家電量販店で販売した」とEVを家電量販店で販売する狙いを説明。
その上で「その後、EVの位置付けが変わってきて、家電量販店での販売台数は伸びている。消費者の意識が変わっている」と述べ、EVが家電化している実感を述べた。