【フェラーリ FF 日本登場】日常に配慮されたスーパースポーツ

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2011年3月ジュネーブモーターショーでデビューしたフェラーリ『FF』を『612スカリエッティ』の後継車と見る向きもあるが、フェラーリとしては「スポーツカーとしてのハイパフォーマンスと、GTモデルとしての使い勝手を両立した」全く新しいコンセプトのクルマと主張する。

ロッソ・スクーデリアでの顧客向け特別先行試乗会で実車に会う機会を得た。ボディサイズは全長×全高×全幅=4907×1953×1379mm、ホイールベースは2990mmと堂々としたもの。全長はセダンで言えばメルセデス『Eクラス』やアウディ『A6』などのEセグメント並み、ホイールベースはその上の『Sクラス』や『A8』などのFセグメントセダン並みの長さ。それでいてEセグメントセダンより100mmほど幅広く、100mmほど低い。スーパースポーツならではの非日常的なディメンションだ。

サイドシルエットも今までのフェラーリとは異なり、ロングルーフの一見シューティングブレイク風。ただし直噴6.3リットルV12エンジンを納めるロングノーズと低い全高、長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハング、寝かせたハッチゲートが、やはり非日常的なスポーティーさと前進感を強調する。

そしてこのロングルーフとロングホイールベースのおかげで、2+2ではなくフル4シーターとしての実用性も確保している。実際に身長165cmの筆者がドライバーズシートに座り、そのまま後席に座っても、膝前、頭上ともまだまだかなりの余裕があった。

さらに4名乗車でも450リットルとゴルフバッグ2セットとソフトケース2つを呑み込み、後席を畳んで800リッターと日常使いや旅行などにも十分なラゲッジスペースも確保する。ハッチゲートからの積み降ろしも楽だ。

《松本明彦》

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