BMWグループは9日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、8月としては過去最高の11万0891台。前年同月比は7.4%増と、24か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、BMWが前年同月比7.8%増の9万4882台、MINIが5.2%増の1万5761台、ロールスロイスが248台という結果だ。
BMWブランドでは、『5シリーズ』が前年同月比39.2%増の2万2514台と牽引。SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)では、新型『X3』が131.8%増の9123台と支持された。
グループ全体の市場別実績は、地元ドイツが2か月ぶりに回復し、2万3250台を販売。前年同月比は60.3%の大幅増だ。米国も、6.5%増の2万0815台と引き続き好調。中国は8.7%増の1万8462台。また、ブラジルは20%増、ロシアが14.1%増、インドが38.1%増と、BRICs諸国は伸びている。
BMWグループの2011年1〜8月世界販売は、前年同期比16.8%増の107万3363台と過去最高。同社のイアン・ロバートソン販売&マーケティング担当取締役は、「9月には、新型『1シリーズ』を欧州で発売する。年間販売目標の160万台突破へ向けて、足取りは順調」とコメントしている。