トヨタ自動車の新型『カムリ』の開発責任者である米田啓一主査は、国内市場向けカムリがハイブリッドのみの投入になったことについて「国内ではもともと多く売れない。低燃費を追求したカムリに焦点を絞りたかった」と述べた。
旧型カムリは、シュリンクする国内のセダン市場で「高級感が足りなかった」ことなどから販売が低迷していた。「ガソリン車で埋没するならハイブリッドのみで特長を出した方が得策」と判断、国内向けカムリはハイブリッドカーのみに絞り込んだ。
新型カムリの販売目標は月間500台で、旧型の販売実績と比べて6倍の販売を目指す。カムリ発売の立ち上がり1か月の販売目標は1000台。ただ、発売前の事前受注を1700台獲得している。