メルセデスベンツの新型『SLK』は、エントリーモデルの価格を従来の570万円から525万円へと、45万円価格を引き下げた。
新型SLKの商品企画を担当したメルセデス・ベンツ日本の奥野博弥氏は「ライバル車種となるアウディの『TT』やBMWの『Z4』では、30〜40代といった若いユーザーが多いと感じています」と語る。
一方で、「これまでのSLKに関しては、子供が独立した50〜60代といった年齢層の方が購入されるケースが多く、エントリーモデルの販売比率に関しても、他ブランドと比べて低かったというのが現状です」と語った。
実際に、アウディ『TTクーペ』は461万円、BMW『Z4』は485万円のエントリーモデルを用意しており、新型SLKのエントリーモデル「SLK200 BlueEFFICIENCY Sports」の価格525万円は、ライバル車種を意識しての価格付けとなるようだ。
奥野氏は「新型SLKでは、30〜40代の若い方にも受け入れてもらうべく、価格面での敷居を低くしようと考えました。絶対的な価格は高いと感じるかもしれませんが、従来モデルでオプションであった装備を標準装備としたり、レザーシートを選択されても、従来の570万円の下回る価格を実現してますので、充分に納得いただける価格であると思います」とコメントした。