【F1ハンガリーGP】3強がスリリングにもつれる

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3週間のサマーブレイク前に行われたF1ハンガリーGP(決勝31日)は、レッドブル、マクラーレン、フェラーリという今季の3強チームが濡れた路面の間隙を突き合う非常にスリリングかつドラマチックなレースとなった。

優勝したのはマクラーレンのジェンソン・バトン。200戦目のメモリアルレースを思い出の地=オンガロリンクで痛快な勝利で飾ってみせた。

予選、鬼神のようなアタックでポールポジションを奪ったのはレッドブルのセバスチャン・ベッテル。しかしマクラーレン勢が僅差で2、3番手グリッドからプレッシャーをかける。ほぼ全車が浅溝レインのインターミディエイトタイヤを装着してスタートした今回のレースは、とくに序盤においてマシンコントロールが難しい荒れ模様の展開。トップのベッテルをルイス・ハミルトン(マクラーレン)がテールトゥノーズで追い詰める。ベッテルが小さなミスをおかしてハミルトン、バトンの1-2体勢を築く。

トップグループで最初にスリック(スーパーソフト)タイヤに交換したのはレッドブルのマーク・ウェーバー。続いてマクラーレン勢、ベッテルもスリックタイヤに交換してコースに戻る。ところが、トップを走っていたハミルトンが濡れた縁石に乗った瞬間にスピン! バトンが間一髪でハミルトンを避けてトップに浮上した。ちなみに、この時の単独スピン後の復帰方法が危険だったとしてハミルトンはドライブスルーペナルティを受けてしまい、勝てる感触が充分にあったレースを落としてしまった。

優勝は3ストップ作戦のバトン。ベッテルも3ストップ作戦で充分に納得のいくポイントを得る2位、3位はアグレッシブな4ストップ作戦を敷いたフェラーリのフェルナンド・アロンソ。アロンソはオープニングラップからの数周でペースの上がらないメルセデス勢の後ろを走らざるを得なくなった展開に悔しさが残る。一方、中盤では一時的に6〜7番手まで順位を上げていた小林可夢偉(ザウバー)だったが、タイヤ交換を遅らせる戦略に失敗したのか、11位でレースを終えている。

以下は入賞を果たしたトップ10ドライバー。1位:バトン、2位:ベッテル、3位:アロンソ、4位:ハミルトン、5位:ウェーバー、6位:フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7位:ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)、8位:セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)、9位:ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、10位:ハイメ・アルゲルスアリ(トロロッソ)。

《編集部》

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