ジャカルタモーターショー11に出展しているトヨタ。
22日に行われたプレスカンファレンスで、トヨタ・モーター・アジア・パシフィック・PTEの大西弘致社長は、インドネシアのエコカー政策に対する環境対応・低価格の小型車ラインアップについて「単独か、ダイハツとの共同で取り組むかは、車両あたりの利幅で判断する」との方向性を示した。
トヨタのインドネシア主力車種は、ダイハツからのOEM供給を受けて販売している『アバンザ』。インドネシア市場で販売する『ラッシュ』もダイハツのOEM製品となっている。
インドネシアでは、燃費や部品の現地調達率を規定するエコカー政策が実施される予定で、適合車種は一定の恩典が受けられるようになる。
トヨタでは、これを小型車のノウハウが蓄積しているダイハツと共同で手がけるか、『エティオス』のような車種を横展開するなど自社内で完結するか、という判断が必要となる。
大西社長は「小型車の利幅は小さいため、より大きな利幅を確保できる車両であることが選択の要素として重要」と述べた。