トヨタ自動車とテスラモーターズが共同開発し、2012年にも発売される予定の『RAV4 EV』。米国では、同車の一般顧客向け販売は行われない見通しだ。
これは13日、『ロイター』が報じたもの。同メディアの取材に応じた米国トヨタの先進技術車商品企画マネージャー、ゲーリー・ヨーザ氏は、「RAV4 EVは企業や官公庁に向けたフリート販売やカーシェアリング向け販売のみになるだろう」と話したという。
その理由は、米国での急速充電の規格が定まらないことにある。ゲーリー・ヨーザ氏は、「SAE(米国自動車技術者協会)が急速充電用プラグの規格を決定するまで、トヨタが一般個人向けにEVを販売することはないと思う」と語ったとのことだ。
2010年3月、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、富士重工など日本企業158社は「CHAdeMO」(チャデモ)と呼ばれる急速充電の標準規格を導入。米国に対しても、CHAdeMOを標準規格として採用するよう働きかけている。