フェラーリ・ジャパンのハーバート・アプルロスGMは、フェラーリ『FF』の発表会見で「日本では販売台数よりサービスの質を重視する」方針であるとした。
フェラーリ・ジャパンでは、日本国内で年間約400台を販売している。日本の自動車市場規模拡大が頭打ちにあるため、むやみに販売台数を追求するより、販売後のサービス品質を向上することで、プレミアムブランドとしての立ち位置を強固にしていくという戦略を選んだ。
同社では、7月1日からフェラーリ純正メンテナンス・プログラムを導入している。
同サービスは、フェラーリの正規ディーラーで『カリフォルニア』、『458イタリア』、FFを購入したオーナーに7年間無料で定期メンテナンスを実施するというもの。
このサービス、世界ではオプションサービスとなっているが、日本国内では標準サービスとして提供している。日本国内でのサービス品質向上に向けた具体策のひとつとなっている。