スズキのインド販売、2年6か月ぶりのマイナス…6月実績

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インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは1日、6月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は8万0298台。前年同月比は8.8%減と、2年6か月ぶりに前年実績を下回った。

8万0298台の販売台数の内訳は、インド国内が7万0020台。前年同月比は3.8%減と、こちらもマイナスに転じた。また、輸出は32.7%減の1万0278台と、9か月連続の減少だ。

車種別では、主力のA2セグメントの『アルト』、『ワゴンR』、『ゼン・エスティロ』、『スイフト』、『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)、『Aスター』が、トータル5万2599台を販売。前年同月比は2.3%増と、プラスを維持する。

A2セグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』、『イーコ』が、前年同月比22.9%増の1万2182台と好調が持続。しかし、A2セグメントの上のA3セグメントでは、『SX4』、『デザイア』が60.4%減の3199台と、大幅に落ち込んだ。

スズキのインド新車販売(輸出を含む)が前年実績を割り込んだのは、2008年12月以来、2年6か月ぶり。これは、インド北部のマネサール工場が6月上旬、ストライキによって約10日間、製造ラインを停止した影響が大きい。

《森脇稔》

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