トヨタのインド販売24%増、震災の影響で伸びが鈍化…5月実績

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トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は1日、5月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7470台。前年同月比は24%増と、4月の61%増に対して伸び率が鈍った。

販売の主力は、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクトセダン、『エティオス』。同車は5月、トヨタのインド販売の45%に当たる3412台を販売した。それでも、4月の4657台には及ばない。

これはTKMが、東日本大震災による部品調達の先行き不安から、4月25日から70%の減産を実施したため。しかし、この生産調整は当初予定の6月4日までよりも早く、5月19日に終了した。TKMのサンディープ・シン常務は、「5月20日からフル生産体制に入った」と説明している。

TKMは6月下旬、エティオスのハッチバック、『エティオスLiva』を発売予定。シン常務は「エティオスLiva の投入前に、エティオスを増産。納期は1か月程度に短縮したい」とコメントしている。

《森脇稔》

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