インド新車販売、伸びが鈍化…4月実績

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マルチスズキは4月、インドで8万7144台を販売。10万台突破は3か月でストップした。写真はワゴンR
  • マルチスズキは4月、インドで8万7144台を販売。10万台突破は3か月でストップした。写真はワゴンR
  • ヒュンダイ・サントロ
  • タタ・ナノ

インド自動車工業会は9日、インド国内の4月新車販売の結果をまとめた。商用車を含めた総販売台数(輸出を除く)は、26万0806台。前年同月比は13%増と、2009年6月の4%増に次ぐ低い伸びとなった。

メーカー別では、首位のマルチスズキが8万7144台を販売。連続10万台突破は3か月で止まるとともに、前年同月比は3月の38.8%増から、4月は8.9%増へと鈍った。車種別では、主力のA2セグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』が、トータル5万7443台を販売。しかし前年同月比は、1.8%増にとどまる。

2位はヒュンダイで、3万1636台を販売。前年同月比は11%増と、2桁の伸びだ。A2セグメントの『サントロ』『i10』『i20』が4万6779台と最多を占め、A3セグメントの『アクセント』『ヴェルナ』が、5227台で続いた。

3位は地元財閥系のタタモーターズ。前年同月比6%増の2万3387台を売り上げた。超低価格車の『ナノ』は1万0012台を登録し、前年同月比は184%増と大きく伸長。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズも、15%増の3843台と引き続き好調だ。

《森脇稔》

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