日本自動車工業会が発表した2010年度(2010年4月~2011年3月)の二輪車の輸出台数は、前年度比5.4%増の49万3143台と、4年ぶりにプラスとなった。
車種別では、小型二輪車が同6.7%増の34万8306台と順調だった。軽二輪車が同10.7%減の8万1579台と前年割れとなった。原付一種は同99.7%増の1万3912台、原付二種が同14.4%増の4万9346台だった。
生産に占める輸出の割合は77.8%となり、前年度と比べて0.4ポイントアップした。
地域別では、欧州向けは同2.1%増の21万1112台、北米向けが同8.0%増の12万3906台、大洋州が同19.7%増の5万827台となるなど、アジアを除く全地域で前年を上回った。アジアは同23.9%減の3万8683台と大幅に落ち込んだ。
輸出金額は、車両分が30億7017万ドル、部品分が13億9584万ドルで、総額44億6602万ドルとなり、前年度に対して9.8%増だった。