ホンダの2011年1〜3月期の連結決算は、新興市場での二輪車事業が好調だったのに加え、北米の金融事業の効果で当期純利益は445億円を確保した。
3月11日に発生した東日本大震災の影響で、工場や研究所、連結子会社の建物などが損傷したほか、国内生産の操業停止、棚卸資産の減失などの被害で、約475億円の特別損失を計上した。
しかし、アジア、南米などの二輪車事業が好調で、売上げ台数が同12.8%増の293万4000台と好調だった。四輪車も日本以外は順調で同1.6%減の86万台と小幅マイナスにとどまった。汎用事業も好調だった。
売上高は、同2.9%減の2兆2130億円だった。営業利益は同51.9%減の462億円、税引前利益が同18.1%減の766億円だった。