財務省が27日発表した4月上旬の貿易統計(速報)によると、輸出額は前年同期にくらべ19.4fi減と大幅なマイナスになった。震災の影響で自動車の輸出が大幅に減少しているためと見られる。
4月上旬(1〜10日)の貿易統計によると、輸出額が1兆4941億円、輸入額が1兆6630億円となり、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1689億円の赤字だった。
輸入は前年同期にくらべ微増だったが、輸出が大幅に減少した。3月の輸出額は前年同期にくらべ2.2%減と16か月ぶりに減少したため、4月に入り、マイナス幅が拡大している格好だ。震災による生産停止の影響で、自動車や半導体の輸出が大幅に減少していることが主な要因と見られる。