川崎重工業は、2011年3月期の連結決算で、先進国での二輪車市場の回復遅れ海外子会社の固定資産の減損による総額99億円を特別損失に計上すると発表した。
先進国での二輪車市場の回復が予想を下回っていることや円高の影響に加え、海外子会社への生産移管で減損が見込まれるモーターサイクル&エンジン事業で、事業用資産についての回収可能性を検討した結果、固定資産の減損を行った。これら総額99億2300万円を特別損失に計上する。
これらの結果、2011年3月期の連結業績見通しは最終利益が前回予想よりも32億円マイナスの258億円に下方修正した。
売上高は531億円マイナスの1兆2269億円となる見通し。ただ、営業利益は26億円プラスの426億円、経常利益は31億円プラスの491億円にそれぞれ上方修正した。