【ニューヨークモーターショー11】BMW Z4 に4気筒エンジン…燃費20%向上

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BMWは18日、20日に開幕するニューヨークモーターショーにおいて、『Z4』の4気筒ガソリンエンジン搭載車を初公開すると発表した。

この4気筒ガソリンエンジンは、欧州を中心に広がるダウンサイジング(排気量の縮小)トレンドに沿って、BMWが新開発したもの。6気筒エンジン並みのパワーと、4気筒ならではの燃費性能を両立させているのが特徴だ。従来の3.0リットル直列6気筒NA(自然吸気)ユニットを置き換える目的で投入される。

新しい4気筒エンジンは、2.0リットルの排気量を備え、ツインスクロールターボチャージャーで過給。最大出力240ps、最大トルク36kgmを引き出す。NA(自然吸気)3.0リットル直列6気筒(最大出力258ps、最大トルク31.6kgm)に対して、出力は劣るが、トルクでは上回る。

この新エンジンは、Z4の「sドライブ28i」グレードに搭載。従来の直6を積む「sドライブ30i」グレードと比較して、燃費は約20%改善させた。トランスミッションは8速ATだ。

Z4の4気筒エンジン搭載車は、米国では今秋発売予定。新エンジンは他のモデルにも、順次拡大展開される見込みだ。BMWは、「エフィシエントダイナミクスの新たな1章を刻むエンジン」と説明している。

《森脇稔》

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