ホンダは18日、震災後の埼玉製作所のラインなどをメディアに公開した。稼働率が5割程度となっている埼玉製作所について、片山行執行役員は「不確定要素が多く、当面この状態が続く」と見通しを示した。
埼玉製作所では主に東北地方の取引先からの部品の供給が不足している。「材料系、電子電装系、塗料顔料系と多岐にわたった部品が影響をうけている」(片山執行役員)という。
不確定要素については「余震が多いことや、福島方面の話もあるので状況を見極めて判断する。1、2週間で戻ることはない」とした。見通しが不透明な福島第一原発の動向も視野に入れながら、一日でも早く通常操業の実施を目指す。