19日に始まる上海モーターショー。その開幕を控えた15日、フォードモーターは2015年までに15の新型車を中国市場へ投入すると発表した。
これは、アジア市場における同社の拡大策の一環。15の新型車の中で最初にデビューするのが、2012年から現地生産がスタートする新型『フォーカス』だ。同社は重慶に、4億9000万ドル(約410億円)を投資して新工場を建設中で、フォーカスの年産台数は15万台を想定している。
同時にフォードは、2015年までに中国全土の販売店の数を、現在の340拠点から倍増させる計画も公表。1200名の新規雇用も創出する予定だ。
フォードの今年第1四半期(1〜3月)中国新車販売は、前年同期比19%増の14万0566台。フォードアジアパシフィックのジョー・ハインリッチ社長は、「15の新型車を含めて、2015年までにアジア太平洋地域で50の新型車をリリースする」と積極的な姿勢を示している。