東北地方での輸入車販売が落ち込んでいる。
日本自動車輸入組合が発表した都道府県別の3月の輸入車新規登録台数によると、被災地である宮城が前年同月比46.1%減の187台と前年同月から半減した。福島も同10.8%減の214台だった。輸入車全体が同15.7%増となった中で落ち込みが目立った。
また、輸入車中古車登録台数も全国は同4.2%減だったが、被災地の宮城が同44.4%減の588台とほぼ半減、岩手も同31.6%減の266台、福島が同28.9%減の623台と、軒並み2ケタマイナスだった。
被災地では津波などの影響で自動車が不足、移動手段として軽自動車の需要が急増しているものの、輸入車は敬遠されている。