トヨタの社内システムのクラウド化支援について、日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「トヨタに役立つことを前提とすれば視野に入れている」とした。
今回のクラウドサービスの活用シーンは、主にEVやPHVのインフラ、車載テレマティクス関連となっている。今後、トヨタの顧客管理システムなど、社内の基幹システムでクラウド活用の必要がある場合も、MSは積極的にサポートしていく構えだ。
MSがトヨタとの連携に用いるクラウドサービス「Windows Azure」のデータセンターは世界に6か所存在する。冗長性の高い点は強みの一つ。自動車メーカーをはじめ世界展開する企業に対して、信頼性の高いクラウドサービスが提供できる体制をすでに構築している。
トヨタと連携するクラウドサービスの世界展開について樋口社長は「例えば中国でやるということになっても対応はできる」とし、柔軟性を強調した。