日産自動車を代表するスポーツカー、『フェアレディZ』。その欧州仕様の『370Z』が、2011年モデルでさらにパフォーマンスを向上させた。
2008年12月の現行型発売から2年以上を経て登場した2011年モデルでは、足回りの熟成が図られたのが大きな特徴。NTCE(日産テクニカルセンターヨーロッパ)が再チューニングを行い、ダンパーの設定が見直され、高速域でのハンドリング性能と乗り心地のバランスが追求された。アンダーボディパーツの改良により、ロードノイズの低減にも取り組んでいる。
クーペにはレースイメージを反映させた新グレード、「GTエディション」が登場。ボディカラーは専用ブラック2色とホワイトの合計3色で、1970年代の初代Zをイメージしたサイドストライプが添えられる。足元はレイズ製の19インチアルミホイールで引き締めた。
日産インターナショナルのPierre Loing商品企画担当副社長は、「370Zはスポーツカーの象徴的存在。GTエディションは熱狂的ファンにアピールするモデルだ」と自信をのぞかせている。