BMWグループは15日、2010年通期の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は過去最高の604億7700万ユーロ(約6兆8280億円)。前年比19.3%増を記録した。
また、純利益も過去最高の32億3400万ユーロ(約3650億円)。2009年の2億1000万ユーロ(約237億円)に対して、15倍以上もの増益を達成した計算だ。
過去最高の増収増益となった要因は、地元ドイツでの販売回復や中国などの新興国で売り上げを伸ばしたのが大きい。BMWブランドでは、新型『5シリーズ』や『X1』が牽引役を果たした。
MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の2010年販売台数は、前年比13.6%増の146万1166台と過去2番目の好成績。BMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は、「2011年は150万台超えを狙う」と意気込みを語っている。