1日に開幕したジュネーブモーターショー。メルセデスベンツのブースの主役は、新型『Cクラスクーペ』が務めた。
新型は事実上、『CLK』の後継モデル。CLKは『Eクラスクーペ』にバトンタッチする形で2008年に生産を終了したが、EクラスクーペはCLKに対して、車格がワンランクアップした。そこで、ダイムラーは顧客の要望に応じて、『Cクラス』に2ドアクーペを再投入することを決めたのだ。
セダンに対して全高は41mm引き下げられるなど、そのデザインは若々しくダイナミックなもの。フロントグリルには、スリーポインテッドスターが配され、メルセデスのクーペの伝統を継承している。
欧州向けのエンジンはガソリン、ディーゼルともに、全て「ブルーエフィシエンシー」仕様。中でも直噴2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルを積む「C220CDIブルーエフィシエンシー」は、アイドリングストップ採用などにより、欧州複合モード燃費22.73km/リットル、CO2排出量117g/kmという高い環境性能を実現する。
新型Cクラスクーペは、欧州主要国で6月に発売。ダイムラーによると、35-40歳の顧客がメインターゲットだという。日本への導入も、ほぼ確実だろう。