【ジュネーブモーターショー11】独グンペルトの新型スーパーカー登場

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グンペルト トルナンテ
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ドイツのグンペルト社は3月1日に開幕するジュネーブモーターショーで、新型スーパーカーの『トルナンテ』(TORNANTE)を初公開する。

トルナンテは『アポロ』シリーズに続く、グンペルト社のスーパーカー第2弾。その2シータークーペのデザインは、イタリアのカロッツェリア・トゥーリング・スーパーレッジェーラが手がけたものだ。

カロッツェリア・トゥーリングは1926年、イタリア・ミラノに設立された老舗コーチビルダー。特許技術の鋼管フレームを使った軽量ボディ構造は、「スーパーレッジェーラ」と呼ばれ、アルファロメオ『8C 2900Bミッレミリアロードスター』(1938年)、BMW『328』(1936年)、フェラーリ『166』(1948年)、アストンマーチン 『DB4』(1958年)などの名車が、こぞって採用した。

しかし、1966年末に経営破綻。2006年にマラッツィ社が「トゥーリング・スーパーレッジェーラ」の商標権を取得し、カロッツェリア・トゥーリング・スーパーレッジェーラ社として再出発した。現在、自動車メーカーと協力しながら、デザインエンジニアリング業務などを行っている。

新型トルナンテの心臓部には、アポロシリーズでお馴染みの4.2リットルV型8気筒ガソリンツインターボを搭載。最大出力は700psを絞り出すという。トランスミッションは、パドルシフト付きシーケンシャル。車体はスペースフレームとカーボンファイバーモノコックによって、軽量に仕上げられる。

同社は、トルナンテのティーザーイメージ1点を公表。トゥーリング・スーパーレッジェーラの手による力強いフォルムが確認できる。

《森脇稔》

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