【ユーロNCAP】BMW 5シリーズ、2010年の衝突安全性でトップ

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ユーロNCAPコンソーシアムは27日、2010年に衝突安全テストを行った29台の中から、各カテゴリーで優秀な成績を収めた5台を公表した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストである。

またユーロNCAPは、2009年2月から新評価システムを導入。評価の割合に応じたポイント配分システムを採用した。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESPなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

2010年のユーロNCAPの各カテゴリー最優秀車と獲得ポイントは以下の通り。

●エグゼクティブ部門:BMW5シリーズ(110点)
●小型ファミリー部門:アルファロメオ・ジュリエッタ(106点)
●スーパーミニ部門:ホンダ CR-Z(104点)
●小型オフロード4×4部門:キア・スポーテージ(99点)
●小型MPV部門:トヨタ・ヴァーソ(100点)

エグゼクティブ部門1位のBMW『5シリーズ』が、110点を獲得し、総合でもナンバーワンを獲得。同車の各テストの結果は、成人乗員保護性能が34点、子ども乗員保護性能が41点、歩行者保護性能が28点、安全補助装置の有無が7点と、バランスに優れる安全性を示した。

ユーロNCAPは、「2010年に最高評価の5つ星を獲得したモデルは、29台中の65%。2009年比で25ポイントも下がり、5つ星獲得は困難になっている」とコメントしている。

《森脇稔》

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