ルノーグループは、2010年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は過去最高の262万5185台。前年比は13.7%増を記録した。
ブランド別では、ルノーが前年比13.6%増の211万4549台。低価格ブランドのダチアは、12%増の34万8723台を販売した。韓国のルノーサムスンは、18.6%増の16万1913台を売り上げている。
ルノーブランドでは、『メガーヌ』シリーズが欧州Cセグメントでのシェアを1.2ポイントアップさせる人気ぶり。ダチアブランドでは新型『ダスター』、ルノーサムスンでは新型『SM5』が、販売増に貢献した。
主力市場の欧州では、前年比7.4%増の164万2000台をセールス。市場平均が3.6%のマイナスとなる中で健闘を見せ、シェアを1.1ポイント引き上げた。欧州以外では、前年比26%増の98万3000台を販売。ルノーの全販売に占める欧州以外の販売比率は、2009年の34%から、2010年は37%へ高まった。
ルノーのジェローム・ストール副社長は、「2011年は後半に、ルノーブランドのEVを発売し、拡販につなげる」とコメントしている。