「私は議員になる前、ものづくりの世界で原子力プラントの設計者をやって来た。そこではどんなに図面に完璧なものを出しても、現場で加工できない図面とか材料が揃わないような図面では、ものはできない」
大畠章宏新国交相は14日の就任会見で、高速道路無料化についての意見を記者に問われ、その実現性を自らの経験と重ねた。
「予算がたくさんあればそういうこと(※無料化)になるが、非常に財政が財政が厳しいことは事実。その厳しさを踏まえて、現実問題はやらなきゃいけない。基本方針は基本方針としながらも、利用者、関係者、専門家の意見ををふまえてやらなければ、どんなに理想的なものを掲げても前に進まない」
それらの意見を集約して「実施できるような計画を長期的に渡ってやるべき」と、述べた。