デトロイトモーターショーのサイオンブースに、東京オートサロンも顔負けのド派手な『カローラルミオン』(米国名『xB』)を発見した。目をひくのは真っ赤にペイントされたボディ。よく見るとこの真っ赤な模様の正体が「大ダコ」であることがわかる。
サイオンはトヨタの若者向けブランドで、モーターショーではユニークなカスタムカーを出展するのが慣例となっている。今回は、波を漂う船に大ダコが絡み付くイメージのペイントが施されたカローラルミオンが展示された。タイトルは「The Squid / The Salty Dogs」。どうみてもタコだが、イカと名付けられている。The Salty Dogsは船の名前らしく、リアにペイントされた浮き輪にその名前が確認できる。
ペイントばかりに目が奪われるが、左右異色のLEDヘッドライト、金メッキグリル、カーボン製スポイラー、19インチアルミホイールなど迫力あるカスタムパーツを満載した。
また、残念ながら公開されてはいなかったが、内装にも大幅に手が加えられており、ブラックレザー&スエードシートカバー、サイドテーブル、LED照明などのほか、アンプ、ウーファーといったオーディオ設備、4台の7インチモニターとDVDプレイヤーなどを装備し、ラグジュアリー感を追求した。
日本では販売的にも比較的大人しいカローラルミオン。若者の心をつかむためには、こんな大胆なアピールも必要なのかもしれない。