ドライバー出身で、自らチーム「トム・ウォーキンショウ・レーシング(TWR)」を率いてモーターレーシング界で活躍したトム・ウォーキンショウが、日曜日、肺がんのため、逝去していたことが明らかになった。
ウォーキンショウは21歳からドライバーとしてのキャリアをスタートさせ、フォーミュラ・フォードを中心に活躍。1984年には自らのチームを設立し、ヨーロッパ・ツーリングカー・チャンピオンシップ(ETCC)でシリーズチャンピオンに輝いた。
ウォーキンショウは1975年にTWRを設立し、マシンのデザインや製造を行う傍ら、91年にはベネトンのエンジニアリングディレクターとしてF1でも活躍。94年のミハエル・シューマッハのタイトル獲得に貢献した。近年は肺がんを患い、第一線から退いていた。享年64歳。