米国の有名自動車メディア、『モータートレンド』は11日、「2011トラックオブザイヤー」を、GMのシボレー『シルバラードHD(ヘビーデューティー)』に授与した。
同賞は、2009年11月1日から2010年10月末までの1年間に、米国で発表されたピックアップトラック&バンの中から最高の1台を選出するもの。米国の自動車メディアが発表する賞としては、最も権威が高く、各方面から高い注目を集めるアワードとして知られる。
今回は、シボレーシルバラードHD、フォード『Fシリーズ・スーパーデューティー』、GMC『シエラHD(ヘビーデューティー)』の3台がノミネート。クライスラーグループや日本メーカーは、最終選考に残らなかった。
栄えあるイヤーカーは、シボレーシルバラードHDに決定。最大出力397ps、最大トルク105.8kgmを引き出すパワフルなデュラマックスディーゼルエンジンを搭載しながら、燃費性能は従来比で約11%高めた点などが評価された。
受賞式で、『モータートレンド』のアーガス・マッケンジー編集長は、「パワートレイン、フレーム、サスペンション。シボレーのエンジニアは3つの重要要素を大きく進化させた」と絶賛。GMのダン・アカーソンCEOは、「新型シルバラードHDは、ヘビーデューティートラックの新基準だ」と応えた。
ちなみに同誌は「2011カーオブザイヤー」にGMの新型プラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』を選出しており、今回はGMの2冠となった。