2011年1月2‐16日、南米アルゼンチンとチリで行われるダカールラリー。そのダカールラリーに、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)が初参戦する。
MINIクロスオーバーのダカールラリー仕様は、MINI『ALL4レーシング』と命名。ドイツのラリーチーム、「X-Raid」が開発を担当した。同チームは2011年のダカールに、『X3』など7台で参戦するが、その中の1台がMINIクロスオーバーとなる。
このMINIクロスオーバー、エンジンはX3のラリー仕様と同じディーゼルエンジンを搭載。2個のターボチャージャーで過給され、最大出力315ps、最大トルク72.4kgmを発生する。X3よりも全長が短く、低重心に仕上げられたのも特徴。X3を受託生産するマグナシュタイア社が開発したカーボンファイバー製ボディパネルは、30分以内にすべてのパネルが着脱可能だという。
マシンの開発は、約90日という短期間で行われた。X3のラリー仕様は前回のダカールで、4位と5位に入賞しており、2011年はMINIクロスオーバーの活躍に注目が集まっている。