志賀俊之COOは3日の『リーフ』発表会見で、電気自動車(EV)の普及について「まずはお客様に十分満足いただくこと」と述べ、当面は販売後の顧客サービスやサポートに全力を挙げる方針を示した。
リーフは横須賀市の追浜工場で、年5万台の能力で立ち上げている。来年3月までの2010年度は日本で6000台、米国で2万台の販売を計画しており、いずれも予約受注は満ぱいになっている。
来年からは欧州向けの販売も始まる。海外生産は2012年後半に米国と英国で開始するものの、その立ち上げまでは年5万台の供給となる。
志賀COOは「12年までは生産能力の問題もあるが、お客様に満足していただきながら、日産としては普及に拍車をかけていきたい」と語った。