GMがエンジニア1000人を増員、ボルト日本投入も

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ゼネラルモーターズ(GM)は、今後2年間に、ミシガン州の各施設で1000人のエンジニアや研究者を新たに採用することを発表した。

環境への対応が求められる中、電気自動車やハイブリッドカーの技術力が自動車メーカーの競争力を大きく左右する。GMはエンジニアを増やして自動車の電動化技術の開発を推進、シボレー『ボルト』のような航続距離延長型電気自動車の開発を加速する方針だ。

今回新たに採用する1000人のエンジニアは、GMの成長戦略の一環としてバッテリーや電気モーター、出力制御技術の開発・製造・検証などを社内的な中核業務として進めていく人材。

GMでは、ボルトの実用化に向けてこれまでにミシガン州にある8つの施設に約7億ドルを投じてきたが、電気自動車の研究開発加速に向けて、さらに予算規模を拡大していく。

GMはミシガン州のウォレン市にあるテクニカル・センターで業界最大かつ最先端のバッテリーシステム研究所を運営しており、ボルトの生産を進めるデトロイト・ハムトラミック工場には3億3600万ドルを投資した。さらに、ミシガン州のブラウンズタウン市にある業界で唯一のバッテリーパック製造工場に4400万ドルを投資した。ミシガン州のフリントとベイシティ、オハイオ州のデファイアンスでのパワートレイン事業への投資もさらに1億6200万ドル追加することが決まっている。

一方、GMは日産自動車や三菱自動車が量産型EVを投入した日本市場について、シボレーボルトを2011年には技術・市場テスト目的で輸入する計画。日本の環境での車両適応性をフィードバックし、航続距離延長型電気自動車に対する市場反応を見極めていくとしている。

《レスポンス編集部》

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