【新聞ウォッチ】亀山市でバス衝突、シャープ下請けのフィリピン人6人死亡

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年11月29日付

●沖縄知事に仲井真氏再選、普天間移設「県内は難しい」(読売・1面)

●米韓、黄海で軍事演習(読売・1面)

●造船復活エコに針路、三菱重・長崎造船所(読売・7面)

●廃タイヤからバッグや靴(読売・22面)

●バス事故6人死亡、トレーラー衝突、通勤のフィリピン人、三重・亀山(読売・38 面)

●けいざい一話:HV車レース燃費競う、本社チームが参戦、ポイントは軽量化とアクセル操作(朝日・7面)

●レアアース、ウラン採掘時に回収、東芝、カザフで実証実験(日経・1面)

●苦難の就活、遠のく婚活(日経・5面)

●量販店、長蛇の列、家電エコポイント半減直前、案内まで1時間待ちも(日経・9面)


ひとくちコメント

事故で死亡したのはマイクロバスに乗っていたフィリピン国籍の男性3人、女性3人の6人、ほかに21人が重軽傷を負ったという。きょうの各紙が社会面で大きく報じている。

大惨事が起きたのは28日午前7時45分ごろ、三重県亀山市野村2丁目の県道と市道の交差点である。27人が乗ったマイクロバスと30tの大型トレーラーが出合い頭に衝突した。

三重県警亀山署によると、現場は信号のない交差点で、県道を北進していたマイクロバスの側面に、市道を東進してきたトレーラーが衝突したという。トレーラーの運転手は「休憩場所を探していたら目の前にバスがあった」(朝日)などと話しているといい、一時停止を怠ったため、大事故につながった疑いがあるとみている。

マイクロバスに乗っていたのは、亀山市内にある派遣会社の社員寮に住む従業員で、シャープ亀山工場の下請け工場に向かっていた通勤途中での惨事。運転手を除く26人のほとんどがフィリピンから出稼ぎに来ていたという。

毎日の記事によると、三重県の外国人登録者数は、ブラジル、中国など約4万9000人。都道府県別では13番目に多い。ホンダの工場がある鈴鹿市とシャープの工場がある亀山市は、周辺に関係する工場が多いこともあり、外国人が大勢暮らしているそうだ。

事故に遭遇したのは日曜日の朝だが、シャープの亀山工場で製造する液晶テレビなどの家電エコ製品は、12月からのエコポイント半減前の特需で、フル稼働中とみられ、休日もなく働き続けていたと思われる。亡くなったフィリピン人はいずれも30歳前後の働き盛り。異国の地での不慮の死に、心が痛む。
《福田俊之》

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