キャタピラージャパンは、ブルドーザとしては世界で初めてエレクトリックドライブを採用した『CAT D7Eエレクトリックブルドーザ』を11月19日から発売する。
CAT D7Eエレクトリックブルドーザに搭載したエレクトリックドライブは、ディーゼルエンジンで発電機を駆動し、発電した電気をパワーインバータの制御装置で制御し、走行モータに供給して駆動する。従来のパワートレインのようにトルクコンバータやトランスミッションが存在しない構造で、パワーロスの少ない省燃費駆動が可能。トルクコンバータやトランスミッションなどの削減でメンテナンスコストも削減できる。
燃料消費量を従来機比で約20%低減したほか、可動部品の削減によりパワートレイン寿命を50%延長した。省燃費稼働で1万時間稼働した場合のCO2排出量は従来機と比べて183t削減できる。
また、シングルリフトシリンダや業界初となるセンターポストキャブを採用した。センターポスト、プレクリーナ、マフラ、リフトシリンダが運転席から見て一直線上に配置されて、ワイドな作業視界を確保した。新型キャブの採用やエレクトリックドライブによるエンジン音の低減により、ブルドーザとしてトップクラスの静粛性を実現した。
価格は乾地車が5154万円。