ルノーが2012年に市販する予定の小型EV、『ZOE』(ゾエ)。10日、この車名の使用差し止めを求める裁判の判決が、フランスで下された。
ルノーを訴えていたのは、フランスで「ゾエ・ルノー」というフルネームの娘を持つ2家族。「ルノーがZOEを発売すると、同じ名前の娘がいじめなどに遭う可能性がある」として、ルノーがこの名前を使うことを差し止めるよう求めて、裁判所に提訴していた。
『ロイター』の報道によると、10日にフランスで行われた裁判では、2家族の訴えは棄却。その理由として裁判長は、「ルノーがZOEの名前を使用しても、個人の生活を脅かしたり、尊厳を傷つけたりするものではない」と指摘した。
ちなみにフランスでは、親が子どもにつける名前として、ゾエは11番目に人気が高いという。