【COTY 選考コメント】普通の人の普通のクルマ選び…松下宏

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インポートカーオブザイヤーを受賞したVW ポロ
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今年もCOTYに対する投票姿勢にに変わりはない。私のCOTYに対する基本的な考え方は、普通の人の普通のクルマ選びに役立つものにしたいということだ。

このことから、小さくて、軽くて、燃費が良くて、安いクルマがCOTYにふさわしいと考える。具体的には明かさないが、これらに対して数値的な基準を設けており、採点に当たっては数値基準の範囲内にあることを条件にしている。

上記の条件を満たした上で、広くて、静かで、快適ならさらに良い。それ以前の問題として、安全や環境への配慮はごく当然の前提としている。

今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーで10ベストに選ばれたクルマのうち、これらの条件を最も良く満たすクルマは『ポロ』であった。

なお、こうした投票姿勢を取れるのは、先進技術賞(正式名称は違うが)、楽しいクルマで賞(同前)などの特別賞があったからだ。今年からそれが廃止されたので対応に迷った部分もある。クルマの進歩を否定するわけではないので、来年度も投票する立場にあったなら、考え方に修正を加えるべきなのかも知れない。

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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