BMWオブノースアメリカは2日、10月の米国新車販売の結果を発表した。BMWとMINIの両ブランド合計で、2万3222台を販売。前年同月比は12.6%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
BMWブランドは、前年同月比17.2%増の1万9272台を販売。その内訳は、乗用車系が13.6%増の1万5486台、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)が34.6%増の3786台だ。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が前年同月比3.4%増の8520台と、2か月連続の前年実績超え。セダンが新型に切り替わった『5シリーズ』は、61.8%増の4925台と、3か月ぶりにプラスとなった。
また、『1シリーズ』も前年同月比127.3%増の1139台と大躍進。しかし、『Z4』は64.2%減の174台、『7シリーズ』は43.8%減の680台と落ち込んだ。
SAVでは、マイナーチェンジを受けた『X5』が、前年同月比48.9%増の3183台と、引き続き好調。『X6』も2%増の504台を売り上げた。しかし、モデル末期の『X3』は45.6%減の99台にとどまった。
MINIブランドは、前年同月比5.4%減の3950台。ハッチバックの『MINIクーパー/クーパーS』が、20.4%増の2779台と販売を伸ばした。
BMWグループの今年1‐10月米国新車販売は、前年同期比7.7%増の21万5274台。BMWオブノースアメリカのジム・オドネル社長は、「新型5シリーズセダンは、4WDの投入で人気が回復した」と、述べている。