富士スピードウェイは10月16日、一周867mのショートサーキットにおいて、市販ハイブリッドカーオーナーが参加するレースイベント「第2回エコカーカップ」を開催した。
同大会では、これまでの燃費競争に加えてハイブリッドカーの性能も活かしたレースの要素を盛り込み、「より安全に」「より速く」「より低燃費で」運転技術の総合力を競う富士スピードウェイのオリジナルイベント。今年6月の初開催に続いて2回目となる。
競技は7つのステージで構成され、ステージごとの獲得ポイントのトータルで順位を決めるシステムで、「速さ」を競うステージで高ポイントを獲得しても燃料消費量により大どんでん返しがあるため、「速さ」と「燃費」をどう両立させるかの戦略が勝負を分ける。
当日は、トヨタ『プリウス』18台、ホンダ『インサイト』4台、『CR-Z』2台の全24チームが参加したほか、スーパーGTで活躍中の新田守男選手やレーシングカーデザイナーの由良拓也氏といったプロフェッショナルもプライベートで参加した。総合優勝を果たしたのは、現行インサイトで参加した「童夢レーシングチーム」。トロフィーと協賛するエクソンモービルのエンジンオイルが授与されたほか、参加者全員にもトロフィーとエーピーアール社が販売する、車両接近通報装置『I-horn』が授与された。
表彰式で富士スピードウェイの加藤裕明社長は、「来年春頃にはレーシングコースでの大会を予定しています」とコメントし会場を沸かせた。
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