【ロサンゼルスモーターショー10】日産のEVスポーツ、スパイダーシルク採用

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ロサンゼルスモーターショー主催団体は20日、「第7回デザインチャレンジ」にエントリーする各社の作品を公開した。日産は『iV』を出品する。

デザインチャレンジは、ロサンゼルスモーターショーの恒例イベント。米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティションだ。今年は、GM、ホンダ、ヒュンダイ、マツダ、メルセデスベンツ(スマートとマイバッハ含む)、日産、トヨタ、ボルボの8社が、参加している。

今年のテーマは、「1000ポンド(約450kg)の車」。快適性や衝突安全性能を満たしたうえで、究極の軽量車のデザインを競い合う。

日産iVのコンセプトは、超軽量なスポーツツアラーEV。「オーガニック」をテーマに、完全なカーボンニュートラル車を提案する。

設計に当たっては、軽量高剛性、高効率を追求。大人4名乗車を可能にしながら、エアロダイナミクス性能を極限まで引き上げている。

ボディパネルには、蔦や蚕が生み出すスパイダーシルクを使用。ウィンドウ部分は、一般的なガラスよりも99%も軽量な太陽電池内蔵の特殊パネルで覆われる。フレームには、柔軟性に富み、軽量かつ強固なバイオポリマーを使用した。

4輪には、インホイールモーターを内蔵。ステアリングやサスペンションと統合制御される。日産によると、バイオバッテリーや再生式のスーパーキャパシター技術が、無限に近い航続距離を実現するという。

デザインチャレンジの審査結果は11月18日、ロサンゼルスモーターショーの会場で発表。「2030年の若者車」がテーマの2009年は、日産の『V2G』が大賞に輝いており、日産が2年連続受賞となるか注目される。

《森脇稔》

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