ブガッティ ヴェイロン、燃費向上…「最初の一歩」

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ヴェイロン16.4スーパースポーツ
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ギネス世界最高速記録を塗り替えるなど、世界のスーパーカーの頂点に立つ存在が、ブガッティ『ヴェイロン』。このエコと無縁のスーパーカーが、意外にも燃費を向上させていたことが判明した。

米国EPA(環境保護局)によると、2011年モデルのヴェイロンのEPA燃費は、市街地が8マイル/ガロン(約3.4km/リットル)、高速が15マイル/ガロン(約6.4km/リットル)。現行2010年モデルと比較すると、市街地は同数値だが、高速燃費は0.4km/リットル、率にして約7%改善させている。

ブガッティは燃費改善の理由を明らかにしていないが、2011年モデルに施されたエアロダイナミクス性能の引き上げなどが、効果を発揮したと推測できる。

ヴェイロンに乗る顧客が燃費を気にするとは思えないが、「ガスガズラー(ガソリンがぶ飲み)」の象徴的存在だったヴェイロンの燃費向上は、注目できるニュース。米国のメディアも、「最初の一歩」と皮肉を込めて報じている。

《森脇稔》

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