トラック業界がまとめた8月の普通トラックの販売台数は、前年同月比55.4%増の4496台となり、6か月連続でプラスとなった。
前年同期の水準が低かったのに加えて、価格がアップするポスト新長期排出ガス規制が適用される前の駆け込み需要で、規制適合前のトラックの販売が好調だった。
大型トラックは同82.7%増の3033台と急増、中型トラックは同18.7%増の1463台だった。
ブランド別では、いすゞが同66.2%増の1536台でシェアトップとなった。日野は同37.1%増の1326台だった。このため、1〜8月の累計では普通トラックシェアトップ常連の日野が1万1485台なのに対して、いすゞは1万1421台と、その差64台の僅差で、いすゞが年間シェアトップ獲得に向けて日野を猛追している。
また、三菱ふそうは同76.5%増の870台、UDトラックスが同50.1%増の764台で、3位争いも白熱している。