スズキの鈴木修会長兼社長は26日、都内で開いた新型『スイフト』の発表会見で現在の円高について記者の質問に答え「東京に(地方の)悲鳴が聞こえて欲しい」と訴えた。
鈴木会長は外国為替相場が23日に1ドル85円台と15年ぶりの円高水準につけたことについて「極めて深刻に受け止めている。現地調達率を増やして対応しなければならない。インドは現調率が95%だがハンガリーは90%に達していない」と話し、海外生産拠点で現調率を一段と高める必要があるとの考えを示した。
一方で「今の円高水準は予想以上。企業は生き残りのために努力するが、企業努力の限界を超えている」とも話した。
民主党の小沢一郎前幹事長が9月14日の民主党代表戦に出馬する意向を示したことについて「日本が沈没しないように対策を立ててから争いをして欲しい」と話した。