中国新車販売、乗用車が100万台割り込む…7月実績

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中国汽車工業会は9日、中国における7月の新車販売の結果を明らかにした。商用車を含めた総販売台数は、124万4000台。前年同月比は14.4%増と、6月の26.3%増と比較して、勢いに陰りが出てきた。

総販売の約8割を占める乗用車の7月販売は、前年同月比13.6%増の94万6200台。連続100万台超えの記録は、今年2月から5か月でストップした。販売関係者によると、小型車を中心に、政府の補助金や値引きを期待する顧客が、買い控えの動きを示しているという。

それでもGMは、7月としては過去最高の17万6645台をセールス。前年同月比は22.2%増を記録した。シボレーブランドが70.1%増の3万5385台と大きく伸長。09年4月に投入した『クルーズ』が好調なほか、新型『セイル』や『キャプティバ』が販売増に貢献する。

フォルクスワーゲングループは、前年同月比25%増の15万9700台。フォルクスワーゲンブランドは『ラヴィダ』や『ボーラ』、アウディは『Q5』、シュコダは『ファビア』が人気を集めた。

中国の今年1〜7月累計新車販売は、前年同期比42.7%増の1026万0200台と、早くも1000万台の大台を突破。2009年の1364万4800台を上回り、2年連続で世界一となるのは確実だ。

《森脇稔》

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