フォーミュラーカーが都内の公道を爆走

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オーナーの石川剛さん。左に見えるのは東京ミッドタウンだ
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ゼンリンデータコムは8月6日、フォーミュラーカーを都内の公道で走らせるプロモーションイベントを実施した。

このフォーミュラーカーはかつてのF3000/Fニッポンクラスのボディをベースにしており、車体サイズは全長4410mm、全幅2000mm、エンジンは日産製のV6・3000ccを搭載する。エンジンは旧世代の「VG」型だが、685kgの軽い車重で最高速は230km/hに達するという。同社のイメージカラーであるブルーのカラーリングが施され、同社のナビゲーションサービス『いつもナビ』のデカールが貼られる。

公道を走行するため、もちろんナンバー付き。車両法をクリアするための改造が施されている。地上最低高は90mmが確保されているほか、ヘッドライトの横やボディサイドにはウインカーも追加されている。一般的なラジアルタイヤに換装され保護用のフェンダーを装着。とはいってもコクピットはフォーミュラーマシンそのもので、MOMO製の脱着可能な小径ステアリングイールやレイナード製のトランスミッションはベース車そのままだという。公道仕様のためフォーミュラーマシンと聞いて想像するような爆音はなく、思いのほかエンジン音は控えめだ。

ゼンリンデータコムのナビゲーションサービス「いつもNAVI」のレーシングスーツを身にまとって都内をドライブするのは、オーナーの石川剛さん(三重県在住)。「10数年前に新車として車検を通して以来、名古屋などの一部の都市の公道で走らせたことはあるが、東京は初めて」とのこと。決してボディは大きくないが、一般車に混じって六本木の街をフォーミュラーマシンが走るのは異様な光景で、注目度は抜群。中継地点の東京ミッドタウン前では、昼休みのサラリーマンやOL、観光客が集まり一斉に携帯電話を取り出して写真を撮っていた。

同社の広報担当者によると、「一般公道をフォーミュラーカーが走る意外性で、普通の宣伝カーにはない“驚き”を感じてもらえれば。フォーミュラーカーを使用するのは“ナビの最高峰を目指す”という狙いも込めた」という。また、J-WAVEとのコラボレーションで「放送とリアルイベントとネットの相乗効果に期待したい」とプロモーション面での狙いも説明した。

この日は、10時30分に渋谷周辺をスタートし、11時30分前後に六本木ヒルズアリーナ付近、12時10分には東京ミッドタウン、13時30分に東京ドームシティ、14時15には銀座・有楽町のソニービル、15時40分には再びヒルズアリーナに戻り、新宿周辺を経由してふたたび渋谷に戻る予定だ。

《北島友和》

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