財務省が26日発表した2010年上半期(1〜6月)の貿易統計速報によると、自動車や自動車部品などの輸出が増加した結果、輸出額はリーマンショック直前の2008年上期以来、半期ベースとしては4期ぶりに増加した。
輸出額は前年同期にくらべ37.9%増の33兆0968億円だった。自動車が同74.1%増となったほか、自動車部品が同67.3%増だった。半導体など電子部品も同43.3%増加した。
仕向け地別では、米国が同29%増の4兆9608億円、欧州連合(EU)が同17.2%増の3兆7148億円、アジアが同46.4%増の18兆5197億円とアジア向けが大幅に増加した。アジアのうち中国向けは同40.9%増の6兆2585億円で自動車は同135.5%増加した。