スズキは20日、タイで二輪車事業を強化するため、生産と販売を一体化すると発表した。
スズキのタイでの二輪車事業は、これまで生産はタイスズキ、販売はタイ資本の代理店2社が傘下の販売店網で行なっていた。
今回、タイの全76県のうち62県を担当していたタイ資本の代理店のSPスズキと、SPスズキグループが保有するタイスズキの株式42.4%を、スズキが全株を買収することで合意した。スズキのタイスズキへの出資比率は94.4%となる。
これを機にタイスズキは今後、直接製品を販売する会社となる。市場動向をタイムリーに見た生産体制や販売戦略を展開し、ホンダが大きなシェアを持つタイの二輪車市場で競争力を高めていく。