気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年7月14日付
●内閣支持急落38% 本社緊急世論調査(読売・1面)
●「高速2000円」秋以降にも、国交省検討、関連法案の成立前(読売・2面)
●ガソリン車低燃費化、価格も低く新興国で強み(読売・8面)
●半導体1社調達が裏目、日産生産停止、日立に補償請求も(読売・8面)
●日本車逆輸入、日産マーチタイで生産(朝日・11面)
●プリウスしのぐ世界最高の低燃費 トヨタ新型ハイブリッド車、1リットルで約43キロ、来年末発売(朝日・11面)
●社長公募、東証1部「ユーシン」30〜40代 英語堪能な人(毎日・2面)
●経済成長の鍵? スマートグリッド、市場50兆円熱い視線、電機、自動車参入競う(毎日・6面)
●エコカー補助延長も、経産相(産経・11面)
●資源関連景気懸念で退潮 時価総額上位1000社、6月末 日本勢1割15社増える最高27位トヨタ(日経・3面)
●リチウムイオン電池、韓国、官民で基幹産業に(日経・7面)
●デンソー、ドバイに販社(日経・11面)
ひとくちコメント
自動車電装部品メーカーのユーシンが次期社長のポストを新聞広告で一般公募するという。きょうの毎日が「東証1部上場企業が次期社長を新聞広告で公募するのは極めて異例」と取り上げている。
ユーシンの田辺耕二社長は、2012年11月期中に退任する意向を固めており、後任の次期社長は、新聞広告で一般から広く募集。11年2月の株主総会で取締役に就任させた上で、12年11月期中に社長に昇格させるという。
同社は76歳になる田辺社長ほか役員の高齢化が進んでおり、今後のグローバル化には若い有能な人材が経営トップに立つことが必要と判断したそうだ。新社長の条件は30~40代で優れた経営手腕に加え、英語を駆使して「365日世界を駆け回れる人物」(毎日)。
新聞広告は今月25日付の全国紙2紙に掲載し、応募期限は8月10日までとしている。個人情報保護の立場から応募した人たちの経歴は明らかにされないだろうが、どんな人物が社長候補に選ばれるのかも興味深い。